前半戦の観客動員数はヤクルトが12球団最高の8.7%増

 数日前にこんな記事が出ていました。

 

www.sponichi.co.jp

 

 最下位に低迷しているヤクルトですが、お客さんがとても増えているそうです。つまり、成績と観客動員には、因果関係がない…ということになるのでしょうか。

 

 就任5年でDeNAベイスターズを黒字に導いた池田元球団社長は、勝敗以外のところに楽しみを見出しているお客さんにアプローチすることに成功したと何度か語っていました。

 

 アメリカにいた頃、こんな話を聞いたことがあります。MLB球団はそれぞれマスコットによるパフォーマンスや演出、球場の通路にゲームを設置するなどお客さんを楽しませることに必死だが、ヤンキースタジアムではシンセサイザーを使用した演出以外はしないと。なぜなら、ヤンキースは野球自体でお客さんを楽しませる自信があるからだそうです。

 

 2004年のプロ野球再編問題以降、確かに各球団はファンと向き合うようになりました。また、昇華プリントが発達してユニフォームを配布できるようになりました。地上波放送が少なくなったので、狭く浅く楽しむファンが減った一方で、ケーブルテレビやネット中継で間口は狭くなったものの全試合が観られるようになり、ネットやSNSの普及により、よりディープなファンが増えたような気がします。ファンになりたてでも情報は、凄まじいスピードでたくさん入ってくるようになりました。

 

 iPodが登場してからCDの売上は落ちたそうですが、ライブに行きたいと思うお客さんの数は増えたそうです。これと似たような現象が野球界でも起きていると僕は考えています。

 

 ファンと向き合うというのは、サービスを向上させるということ。マーケティングという観点で考えると、一般的に消費の7割は女性が握っているというくらいですから、女性がターゲットになります。ヤクルトもせっせと女性向けのグッズ配布などを行なって、球場の雰囲気もだいぶ変わったように思います。

 

 ちょっと前まで神宮ではタバコを吸ったままスタンドで観戦できました。今思えばありえないのだけど、当時はそれが当たり前だったし、もっとガラガラでもっとおじさんが多かった。

 

 先程、成績と観客動員に因果関係がないかもと書きましたが、果たしてどうでしょう。新規ファンの掘り起こしはかなり完成度が高くできたと思います。しかし、恒久的な人気はグッズの配布やイベントなどのサービスで得られるものでもないような気がします。急速に人を集めたということは、急速に去られてしまう可能性もあるということ。そこをどう持っていくのかが今後の課題だと思います。

 

 ガラガラだった神宮も好きだったし、いまの活気のある神宮もそれはそれで良いなと思います。このままヤクルトが人気を獲得していくのか、それとも、どこかでまた人気が落ちるのか。晴れの日があれば雨の日があるのと同じように、それを見守っていきたいと思います。 

 

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