星知弥のピッチングに見とれてしまう

 僕は、1993年から伊藤智仁さんのファンをやっていて、いまでもずっと変わらず応援し続けています。智さん以外に特定の選手のファンになったことはまだありません。みんなを応援しています。

 

 その理由はいくつかあって、ひとつは智さんが現役を引退した翌年からコーチをしているので、僕がファンになってから選手・指導者として智さんがチームを離れたことがないということ。それから、智さんがそれだけ魅力的ということ。そして、智さんのようなピッチャーがヤクルトにまだいないからです。

 

 智さん以外で、僕の好きなタイプの選手は、他球団になってしまうのですが、ソフトバンク斉藤和巳投手とテキサス・レンジャーズダルビッシュ有投手です。この3人に共通しているのは、抜群のストレートと最高の変化球を持っているということ。そして、ものすごく強気のピッチングをすると同時に、どこか危うさがあるということです。そういう、いかにもピッチャーらしいピッチャーが好きなんです。

 

 智さんと斉藤和巳さんはリーグも違うし、直接対決をしたことがありません。2003年に斉藤和巳さんは先発登板16連勝で一気にブレイクし、智さんは現役を引退しました。お互いの全盛期に1試合でも良いから直接対決が観たかったものです。ただ、同郷ということで普段はゴルフに行くなど親しいそうです。ちなみに、斉藤和巳さんとダルビッシュは直接対決をしたことがあります。

 

 いつの日か、こんなタイプの投手がヤクルトに入団したらいいなとずっと思っているのですが、星知弥はようやく出てきた、そういう投手になる可能性がある選手だなと感じています。

 

 星くんの良いところが、先発した7月11日の巨人戦で出ていました。2回に阿部、村田の両ベテランに連続死球。並のルーキーなら動揺して崩れるところですが、このピンチは三者連続三振で切り抜けました。

 

 彼の最大の魅力は、その優しそうな顔からは想像もつかないほどの強気の性格と動じず臆せずの鬼のメンタルです。また、その強気の性格故か、前半戦は強打者に対して、ストレートど真ん中を投げてホームランにされる場面もありました。交流戦中田翔に打たれたときなんかもそうだし、阪神の高山にホームランを打たれたときの薄ら笑いは、明治大学の先輩に打たれたからという以上になにか、星くんの本質的なところが出ていたような気がします。

 

 普通はブレーキを踏まなきゃいけないところでアクセル全開にしちゃうのが星くん。本来なら上手くやらなきゃいけないのですが、ルーキーイヤーなのだから、別にいいかなとも思っていました。

 

 しかし、そんな星くんに心境の変化があったようです。

 

 11日の試合で、6回にカウントは確かワンスリーだったお思うのですが、そこから坂本にホームランを打たれてしまいました。この日、星くんは後続の阿部・村田に2回は連続死球、4回は連打を浴びていますから、四球でランナーを出したくないという心理があったと思います。そこで投じたインコースのストレートを打たれてしまいました。しかし、試合後に「ボールでもよかった」とコメントしていたようです。

 

 強打者に対して、ストレートで勝負するのも勇気だと思います。しかし、ノムさんの言葉ですが、スリーボールからボール球を投げる勇気もまたプロでは必要です。坂本からすれば、間違いなく自分と勝負すると確信して打席に立っているわけですから、もしかしたらボール球を振らせて打ち取れていたかもしれません。少なくともホームランはなかった。

 

 結果は残念でしたが、星くんの成長を垣間見たような気がします。

 

 伊藤智仁斉藤和巳ダルビッシュ有と比べると、正直実力はまだまだです。もっと洗練されたフォームで投げられたら球威も増すだろうし、必殺の変化球があるわけじゃない。でも、智さんはルーキーから大活躍でしたが、他の2人はそんなことはありませんでしたから、数年後にその領域に達することができるようにたくさん考えて、失敗して、学んで欲しいと思っています。

 

 今年のヤクルトは苦しい状況が続いていますが、僕の楽しみは、星くんの新人王です。チームもこのままじゃないだろうし、コツを掴めば勢いで若い星くんが連勝する可能性は十分あります。現在、3勝4敗ですが、ここから最低でも7勝。そして、10勝を目指して欲しい!

 

 がんばれー!星くん!ユニフォーム買おうかなって思わせて!

 

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