【特別企画】現・有・戦・力⑧ 井野卓

 いつだったか友だちとズムスタの試合のあとに、某有名お好み焼き店に行ったときのこと。

 

 僕ら「ここ、ヤクルトの選手よく来ますよね?」

 

 女将「来ますよ〜。きのうもカツノリさんが来てくれました。カツノリさんは毎回試合のたびに来てくれるんです」

 

 僕ら「選手も来ます?」

 

 女将「選手も来ますよ。きのうもカツノリさんと一緒にキャッチャーの方が来てましたよ」

 

 僕ら「ムー…中村ですか?」

 

 女将「いえいえ」

 

 僕ら「あ、西田ですか!」

 

 女将「いえいえ…ホラ、あの前は巨人に居た…」

 

 僕ら「…あ!井野ですか!」

 

 ということで、僕が井野について知っていたことといえば、巨人から移籍してきたということ、カツノリとお好み焼き屋さんに来るということ、そして下の名前が「卓」ということくらいでした(ツバメ軍団のホームページで知ってた^^;

 

 正捕手であるムーチョと第2捕手である西田が同時に故障するというのは、チームにとって本当に非常事態です。しかし、井野は、先週土曜日の試合ではブキャナンを好リードして完封劇を演じたし、6年ぶりのヒットも打って、よくやっていると思います。

 

 キャッチャーは、まさに守備の要であり、なるべくなら同じ選手で固定したいポジションです。藤井のような例外は別として、基本的に他のポジションと併用はできないし、レギュラーを掴まない限り、なかなか出場機会に恵まれないという特徴があります。

 

 第2捕手ですら試合にそれほど出られないわけで、そうなると第3捕手はモチベーションを保つのすら難しいでしょう。しかし、井野はしっかりと準備し、チームを支えてくれています。そして、今の状況は彼にとって、本当にチャンスだと思います。この千載一遇の好機を逃さず、このままレギュラーになったっていんだから。

 

 かつて、ヤクルトには鮫島秀旗というキャッチャーがいました。1991年ドラフト6位でヤクルトに入団してから13年間在籍しました。そのなかで、一軍の出場は僅かに8試合。しかし、ファームでは610試合に出場し、戸田で様々なピッチャーのボールを受けてきました。鮫島もまた、ヤクルト黄金時代を支えた功労者の1人だと思います。ちなみに、現在もヤクルトに残ってブルペンキャッチャーをしています。

 

 チームを支える方法は人それぞれです。ホームランを打つ人、先発完投する人もいれば、井野やかつての鮫島のように縁の下の力持ちとして支える人もたくさんいます。いまは、そんな男の一世一代の晴れ舞台。思い切り活躍して、やれるだけやって欲しい。そう願っています。

 

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