ヤクルトの白い忍者。その名は

 世の中には、何をやらせても器用な人というのがいるものです。みなさんも、学校や職場、友だちのなかに必ずそういう人っていると思います。

 

 スポーツはなんでもできるし、勉強もまあまあできる。絵も描けちゃうし、料理もこなす。運転も歌も上手っていう人。全部が1.2流くらいの感じでできちゃう人。器用貧乏なんていう言葉もありますが、貧乏じゃないタイプの器用な人が「ヤクルトの白い忍者」こと藤井亮太でしょう。この人、すごいっすね。

 

 藤井亮太は、高砂南高校時代にキャッチャーになりましたが、成績は県大会ベスト8止まり。東海大学では、それなりに結果を残しましたが、プロには入らず、社会人の道へ。この頃にサードを守った経験もあります。

 

 2013年にドラフト6位でヤクルトに入団。登録は捕手ですが、どこでも守れるユーティリティーっぷりが選手層の薄いヤクルトには必要だったのだと思います。入団以来、「器用な人だなあ」と思いつつ藤井亮太のことを見守ってきましたが、何をやっても一流ではないところが気になりました。

 

 プロの世界では、一塁しか守れなくてもホームランが量産できるとか、全然打てなくても内野守備が球界一上手いとか、そういう選手が生き残れるものです。内野も外野もキャッチャーもそこそここなせる藤井亮太は、器用ではあるものの、「じゃあ、どれでプロで勝負するの?」と、そういう印象を抱いていました。

 

 しかし、器用な人は慣れるのも早い。川端慎吾の離脱や西浦・谷内の不調でサードを任されると、最初は打撃も守備もそこそこレベルだったのですが、6月7日にプロ初ホームランを打つと、16日には2号も出た。そして、きのう17日の試合では、サードとして「そこそこ」どころかゴールデングラブ並の卓越した動きを見せました。恐ろしい人!

 

 藤井の最近の活躍は、ひとつは1軍のレベルに慣れたということ。そして、熱心に打撃のアドバイスを聞いている坂口から教わることを、並ではないスピードで吸収していることだと思います。

 

 藤井亮太とは、本当に面白い選手ですね。プロの一軍レベルの動きをモノにした今、今度は余裕が出てくると思います。そのなかで、ファンタスティックなプレーを今後もたくさん魅せてくれるでしょう。

 

 ツバメ軍団には「忍者」っていうフレーズが出てくる応援歌をつくって欲しいな〜。

 

共感できたら応援お願いします
1日1クリック投票できます♫

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村