交流戦〜なんでパ・リーグはこんなにも強いのだろう

 交流戦、きのうは悪夢のような試合になってしまいました。

 

 1-9で敗れたヤクルトだけではなく、中日もソフトバンクに2-10の大敗。巨人はあの菅野が打ち込まれ、楽天に5-13でこちらも大負け。阪神はロッテに15-7勝ちましたが、それでも7失点しています。

 

 交流戦の歴史を振り返っても、2005年の交流戦初開催以来、セ・リーグが勝ち越したのは09年のみ。よく言われるのは、パ・リーグ指名打者制が採用されているから強いというものです。実際に、MLBでも指名打者制を採用しているアメリカン・リーグが2004年からずっとナショナル・リーグに勝ち越しています。

 

 確かに指名打者制の有無による影響は大きいでしょう。DH制ということは、出せる選手が一人多くなるのですが、パからすれば指名打者はレギュラー選手ですが、セからすれば控え選手に出番が回ってくるということになります。試合勘などにおいてこの差は意外と大きいのではと思います。また、代打で交代することがないパの中継ぎ陣はパワーピッチャーが多いといいますね。その差もあるのか。

 

 一方で、NUMBERのこの記事は面白いですね。

 

number.bunshun.jp

 

 交流戦が苦手で勝率が3割台で、通算の借金が69もあるDeNAセ・リーグにいて、交流戦勝率が6割超のソフトバンクが72勝の勝ち越しを積み重ねるソフトバンクパ・リーグにいるのが原因ではないかと書いています。

 

 ショウアップナイターのこの記事では、谷繁が「パの方が良いピッチャーが多いのでは」と解説しています。

 

baseballking.jp

 

 実際、近年、交流戦最多勝を獲得している投手はパ・リーグ所属がほとんどだ。

 

 また、ニッカンスポーツ・コムの野球コラムでは、里崎がDH制の有無もさることながら、パの選手にとっては移動の負担がいつもより軽い交流戦は闘いやすいという興味深い解説が載っています。

 

www.nikkansports.com

 

 かつては、「人気のセ、実力のパ」とはよく言われたものだし、交流戦が始まった当初は、「セ・リーグ球団に勝って目立ってやろう」という選手もたくさんいたはずです。でも、近年はパ・リーグも人気がありますし、巨人戦の地上波放送があるわけでもないので、単純にパ・リーグが強いといのは間違いないと思います。

 

 あと、たまに言われるのが球場の広さの違い。普段から広いドーム球場を使っているほとんどのパ球団にとっては、浜スタや神宮などは狭く感じて打ちやすいのかもしれません。

 

 また、これまでの負の歴史から、セ球団はすでにパ球団に対して苦手意識を持ってしまっているのかも。「いかに勝つか」ではなく「いかに負けないようにするか」、このブログでもそんな視点から交流戦を語っていましたが、それがそもそもいけないのかもしれません。

 

  こうした背景のなかで、セ・リーグにもDH制を導入しろという声があるようですが、個人的には反対です。ヤクルトがマジック「3」を点灯させた2015年9月27日の巨人戦も、まさかまさかカツオの決勝タイムリーで勝ちました。

 

 野球の最大の魅力は、僕はドラマだと思っています。

 

 打撃が本職ではない投手がバッターボックスに立って、ドラマが起こる。そういえば、打者ライアンが菅野から11球粘って押し出しの四球をもぎ取ったこともありましたね。試合終盤、先発投手に打順が回ってきた時に、交代させるか否かで監督の思考を推理して楽しむことができる。指名打者制の方が強いのかもしれないが、指名打者が無い方が、面白い!…はず。

 

 このブログで度々語ってきましたが、ヤクルトは常勝軍団にならなくてもいい。そういう強さだけを追い求める集団になって欲しくない。「ヤクルトスタイル」で、チームワークあふれる優勝にふさわしいチームを目指し、そのうえで、できたら優勝してくれたらいい。そんな風に思っています。

 

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