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こんなはずじゃなかったから、武内を応援したくなるんだ

 かつて、甲子園で「高校野球史上最強打線」と呼ばれたチームがありました。

 

 そのチームは、2000年のセンバツで準優勝。夏の甲子園では優勝し、全国制覇を成し遂げた。

 

 栄光の智辯和歌山

 

 その最強打線の3番を打っていたのが、若き日の武内晋一でした。

 

 卒業後、武内は早稲田大学に進学。後にヤクルトで共にプレーする田中浩康青木宣親、そして阪神鳥谷敬など、プロ野球を代表する選手たちがチームメイトでした。

 

 大学通算打率.296打点73本塁打12。早稲田在籍中の4年間リーグ戦の全ての試合にスタメン出場したにも関わらず、失策は「0」という驚異的な記録を残しました。

 

 青木宣親は武内が入学してきたときのことを振り返り、こう言っています。

 

 「1年生のときからすでにプロレベルだった」

 

 武内は2005年のドラフト希望枠でヤクルトに入団。誰もが、学生野球のスターの活躍に期待で胸を膨らませました。僕も、この頃のヤクルトでは、数年後に「3番武内 4番畠山 5番飯原」という和製クリーンアップが大活躍するのではと思っていました(飯原も同年のドラフトで入団)。

 

 しかし、プロ通算12年。これまでの通算で、241安打21本塁打 104打点という成績になっている。武内が入団した時、この数字を誰に言っても信じては貰えないでしょう。

 

 昨年の契約更改で、武内は、「今年で終わりかな、と思ったこともあったけど、もう1年やらせてもらえる。オフにしっかり走って、ケガをしない体をつくりたい」と話していた。この言葉を聞いたとき、胸が締め付けられるような思いでした。

 

 プロ野球選手にはほんの一握りの人しかなれません。

 

 そんな超エリートの集まりのプロ野球選手のなかで、ほんの一握りの人が成功し、そのまたほんの一握りの人が引退しても野球で生計が立てられるという厳しい世界。

 

 今は、高校野球で清宮が注目されていますが、彼は鳴り物入りでプロ野球に入ることでしょう。しかし、本当にその期待に応えるだけの選手になるかどうかは、誰にも分からないのです。

 

 今年、ヤクルトは一塁手で苦しんでいます。2015年打点王の畠山が肉離れで離脱。新外国人のグリーンは日本の野球にアジャストしているとは思えないし、西田は捕手に専念させたい。鵜久森は代打に取っておきたいし、渡邉はまだまだ戸田で育てたい。荒木を起用するという手もあるけれど、きのうの試合でも守備でライアンを助けた武内はかなり貴重な戦力ということになります。

 

 武内晋一、33歳。

 

 「今年で終わりかな」という思いを打ち消す、大活躍を期待しています。

 

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