ヤクルトは弱いから―でも、それがヤクルトの野球の醍醐味でもある

 旧ブログ時代に、「ヤクルトは弱いから」という記事を書いたことがあります。京セラでの阪神2回戦にきのう負けてしまったし、ちょうど良い機会なのでまた書こうと思います。

 

 「ヤクルトは弱いから」と言っても、別に「弱いから勝つのを望むのは酷」とか言ってるわけではありません。僕もどの試合も勝って欲しいと思っているし、今年こそ優勝してもらいたいと真剣に応援しています。

 

 この記事で僕が伝えたいのは、武道の格言にあるように「柔よく剛を制す」「小よく大を制す」ような野球こそ、ヤクルトの醍醐味じゃないかってことです。

 

 野村克也監督時代のヤクルト黄金期。振り返れば、リーグ優勝4回、日本一3回と強かったと言えるのかもしれません。しかし、野村監督は選手たちに徹底的にデータを重視するID野球を叩き込み、「弱者が強者に勝つ野球」を目指しました。

 

 今でこそ、巨人のスタメンは野球ファンじゃないと知らない名前が多く並んでいますが、当時は1番〜9番まで豪華すぎる顔ぶれが並んでいましたし、選手層も圧倒的に違いました。一方ヤクルトは、古田や池山のようなスターもいましたが、選手層は決して厚くはなく、投手陣も故障者だらけ、他球団を戦力外になった選手を積極的に獲得し、野村再生工場で復活させながらやりくりしていたものです。黄金時代のヤクルトですら「弱者」だったわけです。

 

 どこかに弱点がないか、どこかに穴はないか、それをくまなく探り、なんとかして奪った得点を必死に守り抜くのが、弱者が強者に勝つ方法だと野村監督は教えてくれました。そして、それを実践できるのが、愛弟子の真中監督だと思います。

 

 ヤクルトは弱いから。

 

 でも、弱いからこそ、工夫しないと勝てない。でも、工夫して勝つところを見るのは、最高に面白いですね。だから、ヤクルトが好きです。

 

 2015年の日本シリーズ山田哲人が一矢を報ったものの、ソフトバンクにコテンパンにやられてしまいました。でも、2年連続最下位の弱かったチームが、チームワークでなんとかリーグ優勝を果たして、日本シリーズという檜舞台に上がれたことは、本当に素敵なことだと思いました。真中監督就任中に、ぜひ日本一を奪って欲しいと思っています。

 

 弱いからまともにやったら負けてしまうときもあります。ピッチャーが相手チームの補強してきたスター選手に打たれてしまうときもあるでしょう。しかし、だからこそ勝ったときに痛快なんだと思います。

 

 きょうは、そんな痛快な試合が観られますように…!

 

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