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WBC次期監督は誰か

WBC2017で日本代表・侍ジャパンを率いた小久保裕紀監督が、準決勝の試合後「この大会に向けて、ということで(監督を)受けさせてもらったのですが、これで契約が満了だということです」と監督を続投しない旨を明言した。NPB熊崎勝彦コミッショナーは、次期監督について「4月か5月くらいまでには決めたい」と話す。

 時期日本代表監督は大役になる。なぜなら、2019年には世界野球プレミア12の第2回大会があり、20年には東京五輪、そして21年には第5回WBCが開催される予定だからだ。つまり、来月か再来月に監督に就任する監督は、今年のシーズンオフと来年2018年の1年間で3大会を闘うチームの基礎づくりをしなくてはならない。2019年には大谷翔平山田哲人、筒香嘉智は海の向こうでプレーしているかもしれない。小久保ジャパンとはまた違ったチームを創り上げなければならない。

 かねてからWBCの監督は、「現役の監督」がやるべきという声が根強い。主に勝負感において、現場を離れている人よりも優位性があるとされる。実際に第2回のWBC2009では現役の巨人監督であった原辰徳氏が世界一に導いている。そういうわけで、まずは現役監督で考えてみよう。

 現役監督のなかで優勝経験があるのは、真中満緒方孝市工藤公康栗山英樹梨田昌孝伊東勤の6監督だ。もし、このなかの監督の誰かが引き受けてくれるなら最高だが、東京五輪ペナントレースと日程がかぶりそうだし、難しいだろう。

 今回のWBCでは、メジャーリーガーが青木宣親しか参加しなかった。もっと参加者が多ければ日本は優勝できたかもしれないと思うと、MLBで活躍する選手が「一緒にやりたい」と思うような人選、またメジャーリーガーを招集したときに彼らをまとめ上げられるという意味では、メジャー経験者も良いかもしれない。めぼしいメジャー経験者ならば、黒田博樹氏、桑田真澄氏、斎藤隆氏、佐々木主浩氏、野茂英雄氏、松井秀喜氏あたりが浮かぶが、悲しいかな全員監督経験がない。

 監督経験がない有力候補としては、人望の厚さが有名な稲葉篤紀氏や、テレビ解説者としても人気の里崎智也氏、元日本代表キャプテンの宮本慎也氏などが挙げられるだろう。監督経験があるのは、古田敦也氏、落合博満氏、原辰徳氏、中畑清氏、秋山幸二氏などだろう。また、野村克也氏、星野仙一氏などの名前も挙がりそうだが、年齢や健康状態を考えると難しそうだ。

 また、現在のコーチ陣では、前出の稲葉以外に村田善則氏、仁志敏久氏、大西崇之氏、奈良原浩氏などが名を連ねる。ここからの昇格ということもあり得る。WBCの現場を知っているという意味ではアドバンテージがあるだろう。

 日本代表監督の人選は常に難しい。「世界一になって当然、負けたら戦犯」という風潮こそ、今大会で多少は和らいだ気がするが、それでも責任重大で、万が一1次リーグで敗退しようものなら、その後のキャリアに大きく傷がつく。代表監督はリスクが高すぎる。当然のことながら、「勝てる監督」じゃないといけないが、同時にスポンサーが集まりやすい「話題性」も必要で、なおかつ、一流選手を国内外から招集できるだけの「実績や人徳」も不可欠だ。そのうえ、「短期決戦に強い」というのも付け加えたい。

 野球ファンからの人気がありそうなのは、落合博満氏だろうが、本人の性格的に辞退しそうだ。秋山幸二氏も人気が出そう。過去に監督要請を辞退したことがあるものの、当時は現役の監督だったので今回は引き受けるかもしれない。メディア的には、何と言っても松井秀喜氏が好ましいだろう。抜群の知名度と文句なしの実績。おまけに国民栄誉賞。松井監督誕生となれば、日本人メジャーリーガーも招集できるかもしれない。しかし、監督どころかコーチの経験もないのが心配だ。

 本命:原辰徳秋山幸二 対抗:中畑清 穴:稲葉篤紀 大穴:松井秀喜

 というのが、現在のだいたいの状況といったところか。ヤクルトファンからすれば、古田監督や宮本監督が見たい気持ちはあるが、その可能性は高くはないだろう。

 

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