読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

世界ランク1位としての闘い

 1934年(昭和9年)ベーブ・ルースルー・ゲーリックを擁するメジャーリーグ選抜が来日し、日本に初めて誕生したプロチーム「全日本軍」と試合を行ないました。当時、まだ無名だった弱冠17歳の沢村栄治が力投するも、日本は16戦全敗。しかし、この日本代表チームが、後に読売ジャイアンツとなりました。

 16戦全敗から始まった日本プロ野球の歴史。その後、日米野球が幾度となく開催されましたが、常に日本は日米のレベルの違いを感じてきました。そういった歴史のなかで、思い起こせば、第1回のWBCは、「日本の野球はマイナーレベル」と言われ続けてきた日本が、本当は世界で一番すごいんだということを証明するために挑んだ大会でした。

 今ではなんだか不思議なくらいですが、第1回のWBCまでは、まだまだ日本の野球は世界に、アメリカに認められていなかったと思います。

 しかし、日本は、2006年の第1回と2009年の第2回大会で、世界一の座を獲得。そして、今回のWBC2017は、世界ランク1位のチームとして臨みました。目的は予選突破でもなければ、決勝T進出でもありません。狙うは、世界一奪回のみ。

 しかし、3月21日、日本代表の闘いが終わりを告げました。

 勝負に敗れたことは、大変残念ですが、短期決戦において、常に頂点を極めるのは至難の業です。例えば、アメリカと日本も、翌日もう一度試合をしたら日本が勝つかもしれません。大事なのは、世界ランク1位らしい闘いができたかどうかだと思います。

 今回のWBCで、日本は1次2次リーグを全勝で通過しました。開催地となった東京ドームは連日の超満員。オランダ戦では、終電を逃すと分かっていながらも、たくさんのファンが最後まで勝負を見届けました。日本の野球人気を世界に見せつけたと思います。また、アメリカとの試合も、前述の通り、どちらが勝ってもおかしくない拮抗した勝負となりました。

 青木宣親を除いたすべての選手がNPBの選手ということも誇らしい。アメリカ代表は、オールスターに出場経験があるMLBのスター軍団を揃えました。しかし、スコアは、1-2。内容も、実力が拮抗したものになりました。

 もちろん、できることなら日本代表に勝って欲しかった。優勝の喜びをみんなと分かち合いたかった。しかし、4回のWBCを通じて、日本が間違いなく強豪国のひとつになったこと、そして、世界ランク1位にふさわしい闘いをしてくれたことがとても嬉しいのです。

 サッカーだって、W杯でブラジルが毎回優勝できるわけじゃないでしょう。仮にベスト8などで敗れたとしても、ブラジルが強いっていう事実は変わらないのだし、野球における日本も一緒です。それに、優勝回数では、今でも日本が最多。これだけは抜かれたくない。


 日本代表の選手のみなさま、本当にお疲れ様でした。色々なことがあったけど、驚異的な集中力で素晴らしいパフォーマンスを発揮したと思います。そして、青木宣親。移籍して大変な時期に、WBCに参加してくれてありがとう。またあなたが日本で野球をやっている姿を観られたことが、本当に嬉しかったです。アメリカでもまだまだがんばってください。

 

共感できたら応援お願いします
1日1クリック投票できます♫

にほんブログ村 東京ヤクルトスワローズ